【2024年版】コーンスネーク飼育のすべて!初心者から上級者まで必見のコンテンツ

爬虫類蛇類

【2024年版】コーンスネーク飼育のすべて!初心者から上級者まで必見のコンテンツ

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提供:管理者 ハイポメラ二スティック
緑豊かな草原を私は這いずる。
私の美しい模様は、みんなを魅了し、
静かに獲物を狩り、命を繋ぐ。
私はコーンスネーク、草原の守り神。
あなたと人生を共にし癒し癒されることが私の使命。
貴方がくれた家で帰りを待っている。

飼育方法の要点

  • 活動的で広めのゲージを推奨。
  • アダルト個体は、餌はハツカネズミを週1回適した大きさの餌を複数匹。
  • 湿地を好む。
  • 床材はペットシーツでも可能だが推奨できない。
  • ゲージ内で温度差を作る必要がある為、ヒートパネルが必要。
  • 餌の頻度は低いが、水替えは最低でも二日に一回。

一般的な飼育方法

飼育スペースの準備

 コーンスネークを飼うためには、適切なスペースを準備する必要があります。飼育スペースは、コーンスネークが自由に動ける広さが必要です。一般的には、長さが120cm以上、幅が60cm以上、高さが60cm以上あるケージを用意することが望ましいです。また、逃げ場所や隠れ場所も用意する必要があります。他の蛇と比較すると活動的で、脱皮工程や冬眠時を除き、シェルターから出ていることが多いです。シェルターに入るよりも、床材を掘って体を伸ばし潜っていることが多いです。

 タッパーの中に乾燥苔を水戻しした苔を半量いれ、タッパーの蓋をハンダや切断コンパスで丸型の穴を作り閉じてあげるとその中に一日中いたり産卵床の代わりになります。他の蛇と異なり局所的なヒートエリアよりも、局所的な高湿度の場所があるのを好みます。

 

温度と湿度の管理及び床材

 湿地に生息する爬虫類であるため、温度と湿度の管理が重要です。温度は、日中は25℃〜30℃、夜間は20℃〜25℃を保つようにし、湿度は40%〜60%の範囲を維持することが理想的です。また、床材についても注意が必要です。床材には、コーンスネークが掘り返せるほどの深さがある、柔らかく安全な素材を使用することが望ましいです。代表的な床材としては、サイハイゴケやココナッツファイバーが挙げられます。排泄頻度は他の蛇同様4日かかります。こまめに床材を交換しましょう。ペットシーツでも飼育できますが、ペットシーツの場合、シーツの下にもぐってしまいます。成体になるとペットシーツに餌の匂いが残っているとペットシーツを食べてしまう事があります。

エサと水の与え方

 肉食性で、日本ではハツカネズミを一度の給餌で複数匹与えることが一般的です。ナミヘビ科に属し、胴体や口腔の拡張率は低い為、エサは、コーンスネークの口サイズに合わせて与えることが重要です。また、エサは1週間に1回程度与えます。しかし、一度の給餌で複数匹あげる場合は週1ではなく週2でも大丈夫です。乾燥に弱く、多くの水を用意しておく必要があります。水は、常に清潔な状態に保つことが大切で、最低でも二日に一回は交換、毎日交換が理想です。

病気や怪我の予防と治療

 体表に傷があると脱皮を失敗しやすいです。また、脱皮の頻度が多いことから比較的傷に対しては回復は早いと言われています。代表的な病気としてマウスロットの感染があります。日本では昔から飼育されている個体であり、病気に対しての情報が多く安定して飼育されます。ペットシーツの誤嚥、自傷、過食による消化不良が主な病気です。ナミヘビ科であり胃の拡張率は低いので食べるからと言って何匹もあげると吐き戻ししてしまいます。

 アルビノ個体の多くが目が不自由であり、うまく餌を捕食することができません。また自分を噛むことがあります。自傷している場合は時間経過で我に戻り噛むのをやめます。自分を噛み続ける場合は、ケージ内温度の上昇や湿度低下、水分不足などによる意識低下で多くの蛇でみられる症状です。その際は冷たい水を少し入れた容器に入れてあげたら我に戻ります。

ハンドリングについて

 コーンスネークを手で扱う際には、注意が必要です。コーンスネークは、人懐っこくおとなしい性格を持っていますが、強く握りすぎたり、急に動かしたりすると、ストレスを受けることがあります。また、コーンスネークはハンドリング中に落下してしまったり、急に逃げ出したりすることがあるため、手で扱う際には慎重に行いましょう。他蛇の中では最もハンドリングでのストレスは弱く、人間との相性はいいと言われています。攻撃性も非常に低く、餌の匂いが手についていない限り噛むことはほとんどありませんが、極稀に、甘噛み程度に手を噛んでみようとすることがあります。

個体の選び方

 日本では昔から人気の種類であり多くのモルフが存在し、価格も比較的安価です。飼育方法を確率されており爬虫類初心者の初お迎えとして飼育されることが多いです。

 昔から人気と言う事の弊害で、存在しないモルフ名が名づけられている事があります。これらは親の遺伝子を考慮して子供の遺伝子を推測するのではなく、見た目から判断する方法が昔では一般的であったことが起因します。例えば「アルビノファクター」と名付けられた「ハイポメラ二スティツク」など、爬虫類店ではまずありませんが、大きな店舗でよく見られます。また、大きなショップの値段は爬虫類店と比べ物にならないほど値段が高い事が多いです。爬虫類店では3万円のアルビノでも大きな犬猫を扱うショップだと10万前後のところもあります。

 幼い個体でも大きな個体でも飼育難易度に違いは出ません。初心者に飼育しやすいと言われている物では「拒食しない」という特徴があります。他の蛇類では脱皮前後、繁殖期、冬眠気は拒食しますが、コーンスネークは脱皮中でも捕食することが一般的です。ですが、冬眠することが無くなります。蛇は冬眠期間(拒食期間)を作り、のちに繁殖期間が来ます。コーンスネークは冬眠しにくい為、わざと餌や室温、湿度を調整して冬眠期間を作らなければ、繁殖の難易度は上がります。

 購入を避けるべき個体の判断は見た目で判断しにくいですが、ナミヘビ類は痩せていることは稀です。その為、背骨が浮き出ている、腹部の皮が余っているなど、痩せている個体の場合、病気や先天性の病が原因である事があります。(冬眠、拒食期間は爬虫類は痩せていきません。痩せないモードになる為です。)

 ほとんどの場合異常のある個体は極稀であり、不安なる事はほぼありません。ただ、値段が安価すぎることで、爬虫類店でも扱っている店舗は少なくなっているようです。

その他

 日本で昔から飼育されている個体でもあり爬虫類の中でもおとなしい性格をしています。人間に危害を加えることもほぼなく安全に飼育することができます。ただし、細い体でゲージから逃げ出すことが多いようです。

ギャラリー

更新履歴
  • 飼育設備追記。バグによる内容重複部位変更。(R6,3/23)