餌(ミュラーサンドボア)

ミュラーサンドボアの餌やり|砂中からの奇襲!「アンブッシュ(待ち伏せ)」給餌のコツ

彼らの狩りは、まさに映画『ジョーズ』や『トレマーズ』の世界です。結論から言うと、「砂の上に獲物を置き、微振動を与えて砂の中へ引きずり込ませる」のが正解です。空中の獲物を追うのは苦手です。

本記事の前提条件

  • 餌の種類: 冷凍マウス(ピンク〜アダルト)、冷凍ラット(特大メスの場合)
  • 頻度(ベビー): 5日〜7日に1回
  • 頻度(アダルト): 10日〜14日に1回
  • スタイル: 置き餌、またはピンセットでの誘導

1. 餌やりの「必須チェックリスト」

  • 濡れていないマウス
    解凍後、しっかり水分を拭き取ります。濡れていると砂まみれになり、誤飲(インパクション)の原因になります。
  • 長めのピンセット
    砂から飛び出すスピードは目にも留まりません。指を噛まれないよう距離を取ります。
  • (必要なら)給餌用プラケース
    砂の誤飲が心配な場合は、別のケースに移して与えます。

2. 失敗しない給餌の「手順」

手順①:位置の特定

砂の表面をよく見ると、少し盛り上がっている場所や、鼻先だけ出している場所があります。そこが攻撃ポイントです。

手順②:振動(バイブレーション)を与える

マウスの鼻先で、砂の表面をトントン、ズルズルと刺激します。サンドボアは視力ではなく「振動」で獲物の位置を把握します。

手順③:引きずり込みを見守る

ガバッ!と砂が割れてマウスに噛みつき、そのまま地中へ引きずり込みます。完全に飲み込むまで触らないでください。

3. なぜ「誤飲(インパクション)」に注意すべきか?(理由)

濡れたマウスに砂が衣のように付着すると、それを一緒に飲み込んでしまいます。
少量の砂なら排泄されますが、大量に飲み込むと腸に詰まり(腸閉塞)、死に至るリスクがあります。これを防ぐには「マウスを乾かす」か「アスペンチップを使う」か「別ケースで給餌する」のが有効です。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:空中でマウスを振る

彼らは上を向くのが苦手です。また、視力が悪いため、目の前でブラブラさせても気づかないことが多いです。「獲物は地面を歩いている」ことを演出してください。

5. 餌やりのFAQ

Q1. 拒食しました。どうすれば?
A. 温度不足が一番の原因です。ホットスポットの温度を上げてください。また、脱皮前は食べません。それでも食べない場合、生き餌(活ピンクマウス)の動きと体温でスイッチが入ることがあります。
Q2. メスの方がよく食べますか?
A. はい、ミュラーサンドボアは性的二型が激しく、メスはオスの倍以上の大きさになります。そのため食欲も旺盛で、アダルトマウスも余裕で飲み込みます。