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アジアアロワナの病気一覧と飼育管理
この記事の読み方:病気対応は一般論です。大型魚は水質・水温・移動ストレスで急変するため、強い薬浴や大幅な水換えは購入店や魚病に詳しい専門家へ相談しながら判断してください。
はじめに
アジアアロワナは「病気に強い魚」としばしば言われますが、実際には「病気にかかりやすく、回復力の高い魚」です。今回は、アジアアロワナのよくある病気とその対処法を詳しくご紹介するとともに、現時点で確認できる免疫学研究に基づいた新しい飼育の在り方についてもご提案いたします。
免疫を支える飼育管理
魚の免疫を支える基本は、薬を多用することではなく、水質を急変させないこと、酸素量を確保すること、過密や混泳ストレスを避けること、餌を傷ませないことです。薬浴が必要な場面もありますが、病名が不明なまま強い薬や大量換水を行うと、かえって負担になることがあります。
| 確認する点 | 考え方 |
|---|---|
| 水質 | pH、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩を確認し、急変を避ける |
| 酸素 | 高水温・薬浴・大型魚の呼吸増加時は酸欠に注意する |
| 薬 | 規定量、魚種への適性、ろ過への影響を確認して使う |
| 隔離 | 混泳由来の傷や感染が疑われる場合は隔離を検討する |
薬の使用に関する注意事項と事前準備
アロワナにおける薬使用は以下の点に特に注意が必要です。
使用後は消化不良を避けるため、急激な水温復帰はせず、1週間かけて段階的に戻すことを推奨します。
多くの観賞魚薬は「大型魚には使用しないでください」と明記されています。YouTubeなどの影響で使用が拡大していますが、使用時は慎重な判断が必要です。
メチレンブルーやマラカイトグリーンは、アロワナに対しては致死的になり得ます。
薬浴前には濾過槽を切り離す、活性炭を除去する、水温を安定させるなどの準備が不可欠です。
塩分を含む薬の場合、事前に水槽の比重チェックが必須です。比重計や屈折計を活用しましょう。
注意点
薬や特定の化学的用品の取り扱いに注意が必要です。粘膜保護剤などは、水温が高い状態で使用すると、水の粘性が過度に高まり菌の繁殖を助けてしまったり、酸素の吸収を妨げ窒息する恐れがあります。また薬浴はアロワナなどの古代種の場合、鱗に付着し時間経過と、主に薬剤が変化し悪影響を及ぼすとされています。また薬浴時、水槽内に塩分が残っていない状態にして薬は投与しましょう。過剰に体が吸収して悪影響がでます。また一部観賞魚用の薬には初めから塩分が入っているものがあります。投薬時には比重計を使用し塩分量を見ましょう。当サイトで紹介する病気、その治療でしようする薬とは「グリーンFゴールド顆粒」を主に指します。メチレンブルーなどは、少量でも古代魚には致死量となる為注意しましょう。また、薬の使用後や、感染症の治療後は1週間~1ヵ月、消化不良をおこす可能性がある為、水温はすぐに戻すのではなく、徐々に戻していきましょう。
塩水浴で使用するのは岩塩か粗塩のみ、他の塩は悪影響です。特に海水魚用の塩はグラムに対しての塩分量が非常に高い為使用は禁止です。市販の塩が怖い場合は、ホームセンターでもある、金魚用の塩を使用しましょう。また塩分濃度計は高価なものを除き5%以下は正確な数値が出ません。水量に対して何グラム必要か計算してから投与しましょう。1%でも5%と表示されることがあります。逆もしかりです。屈折計は小さな数値にも対応しますが、どうしても誤差が生じます。自力で整備しないといけない為、水を入れて浮力(アナログ)で塩分濃度を測定できる物を用意しましょう。また、海水用ではなく汽水用測定器でないと5%以下が測定できない可能性があります。カミハタソルトマスターがお勧めです。
以下で紹介する治療法は自己責任で行ってください。当サイトは一切の責任を負いません。
病気に対処する際の注意点
まず、大きく分けて病気の原因は2種類あります。ストレス、水汚染です。ストレスが原因である場合はそのストレスを軽減しない限りか改善しません。多くの場合は混泳水槽での相性の悪さや過密水槽の場合、病気にかかり易いです。単独水槽で病気が発症するのは稀と言えます。水汚染はフィルターや水槽内部に汚れが溜まりそこに病原菌が繁殖する事があります。水槽立ち上げでバクテリアの管理ができていれば悪性のバクテリア、病原菌が増えることは少ないと言えます。
病気発見後すぐの大幅換水・塩導入には注意
よくアロワナの病気には塩分濃度0.3%~0.5%が良い、水温を32℃まで上げると良いと言われますが、これは回復を早くさせる方法です。病気を治す方法ではないので注意が必要です。特に水温を30℃以上にあげた場合は遅くても1週間以内には通常の水温に戻しましょう。病気の原因に対応せずに水温を上げ塩水浴させてもなにも解決しません。
グリーンFゴールド顆粒は事前に買っておく
グリーンFゴールド顆粒は店頭では品切れになっていることが多いです。これは製作元ですこし問題が発生した事があり、一時的に生産が止まっていたことが原因です。また、アロワナの水槽は大型である事がほとんであり、グリーンFゴールド顆粒の店頭販売の物は一袋3gである場合があります。90Lで3gが規定量であり、120㎝水槽の場合250L+濾過槽分の水量です。1箱では足りないので複数買いだめするか、5g×5包の物を準備しておきましょう。
アジアアロワナがかかり易い病気
アジアアロワナに限らず、観賞魚で病気と定義されているモノは放置していると悪化して、死に至る為注意が必要です。
1.白点病
- 病気タイプ:寄生虫感染症
- 視覚的症状:体及びヒレに白い点が発生する。
- 原因:白点病を引き起こす寄生虫に寄生されている。
- 対処方法:塩水浴と水温設定。毎日の水替え。最終手段として薬浴
- 回復期間:1週間~
白点病を引き起こす寄生虫は複数存在します。その為、温度や塩水浴で治療しても治らないことが多い病気です。温度に強い白点虫。塩分に強い白点虫。低温に強い白点虫がいます。それ故、海水魚でも感染することがあります。白点虫をはじめとして多くの小さな寄生虫は、魚に寄生して、水槽底面に落ちてを繰り返します。その為、底面を主とした水替えや、床材の清掃で容易に退治することができます。ただし、白点病の発症に気づくのが遅れた場合、魚に対して抗体を上げやすいように配慮する必要があります。主な対処としては、毎日の水替えと0.3%の塩水浴、水温を30℃~32℃にします。これは、高温に弱い白点虫と塩分に弱い白点中を除去し、塩分に強い白点虫に絞ります。塩分に強い白点虫は寄生と水槽底面の落下のサイクルが早いと考えられている為です。また、アロワナの新陳代謝を一時的にあげる為0.3%の塩水浴を行います。放置していると体を物に擦る行動を行い、傷ができ他の病気にかかります。3日ほど塩水浴0.3%を維持して、それ以降は塩を追加で導入せず25%の水替えを毎日、また徐々に水温を落としていきましょう。薬を使わなくても容易に治る病気ですが、ストレス起因の場合はストレスを取り除いてあげましょう。水の全交換や別水槽への隔離は逆に悪影響になる可能性がある為避けましょう。
2.尾腐れ病(フィンロット)
- 病気タイプ:細菌感染症
- 視覚的症状:ヒレが短くなる、荒れる。ヒレの付け根が赤くなる。
- 原因:ヒレを溶かす細菌に感染している。生き餌が保持している。
- 対処方法:0.3塩水浴と30~32水温設定。毎日の水替え。または、薬浴
- 回復期間:2週間~
フィンロットは長年使用している水槽内にはいないことが多いです。多くの感染原因は新しく購入した生体に付着していた細菌が導入した水槽に入り込んでしまい、細菌の耐性がない生体が感染してしまう事が原因です。命を脅かすまで進行するにはかなりの日数が必要です。フィンロットが見られた状態で死んだ場合、死因はフィンロットではなく、ストレスや飼育環境などによる抗体の低下です。多くの場合、薬浴で治ります。薬浴を規定量の3分の1量を投与し1日~2日経過後、徐々に水槽の水を交換します。薬浴後は水温をあげ、塩水浴を行い治るのを早めましょう。また、混泳させる際は、購入後すぐに混泳させるのではなく、最初は別の水槽で飼育して、1週間~2週間後に導入しましょう。水替えを高頻度で行い細菌の栄養となる餌の残り(タンパク質)が少なければ増殖速度を下げることができます。
水を全量交換したり、ろ材を一度に交換したりする方法は、水質を急変させるリスクが高いため一般的な対処法としてはおすすめしません。尾腐れや細菌性の症状が疑われる場合は、水質検査、底の汚れの除去、少量ずつの換水、隔離、適切な薬浴を順に検討します。ろ材を洗う場合も、全量を同時にリセットせず、バクテリアを残す形で段階的に行うのが基本です。
3.松かさ病(エロモナス感染病)
- 病気タイプ:細菌感染症
- 視覚的症状:鱗がたつ。鱗が剥がれる。
- 原因:エロモナス菌に感染。
- 対処方法:場合により隔離。薬浴
- 回復期間:症状により1週~
代表的な病気ですが、塩浴や温度調整ではどうしようもない病気として有名です。また、輸入業者や販売店でない限りあまりかからない病気でもあります。フィンロット同様外部からの侵入での感染ですが、松かさ病に罹った金魚を放置している場合や食べた場合に起こりえます。
治療法1
松かさ病は他の混泳魚に感染させてしまう為、松かさ病に感染している生体は隔離治療を行う必要があります。ただし、他の生体も感染している可能性がある為、無理に隔離する必要はありません。規定量のグリーンFゴールド顆粒を定量または3分の1添加しその後20%以下の水の交換を毎日行います。1週間後治ったのを確認し塩分濃度を0.5%に調整水温は30℃~32℃に1日に1℃ずつあげて調整して1週間以内には今まで通りの水温28℃まで戻しましょう。
治療法2
水槽の水量が多すぎて必要量の薬の調達が困難である場合、隔離を行います。また1日や2日で重症化した場合も隔離の方が良いとされています。多くの場合、混泳しており、尚且つ過剰な魚の量を一つの水槽に入れている場合は隔離の必要があるとされています。それは濾過槽がデカすぎて薬の効果が十分発揮されない可能性がある為です。また、別水槽に移動させるのと、現在の過密水槽で受けるストレスを天秤にかけた際に、別水槽に入れた方がストレスを感じないと判断された場合、隔離を行います。隔離先の水槽の水は元々いた水槽の水を入れてください。その後治療法1同様の行動を行います。
松かさ病はアロワナの病気のなかでは珍しく、薬を必要とする病気です。また有効性があるのは、グリーンFゴールド、またはグリーンFゴールドリキッドです。他の薬はメチレンブルーを利用する薬である為アロワナにはかなり危険とされています。またグリーンFゴールドやグリーンFゴールドリキッドは品切れ状態が続いている為、事前に準備しておくことをお勧めします。Amazonで注文してすぐに発送してくれる業者のURLはこちら
3.水カビ病、白カビ病
- 病気タイプ:真菌感染症
- 視覚的症状:白いもやが体についている。綿のようなものがついている。
- 原因:水質悪化。水槽内栄養過多。
- 対処方法:魚のカビを手で撫でて除去。その後半量以上の水替えを1日かけて行う。
- 回復期間:除去次第
栄養価の高い餌を与え続けている。生き餌を与えている。糞を除去していない場合に起こる病気です。また、フィルターや濾過槽にカビが繁殖している場合も水カビ病に罹ります。まず、フィルターや濾過槽にカビが発生していないか確認し、発生している場合は、清掃してください。その後魚の体にカビがついている場合そこを優しくなでて落としてください。すべて除去せずとも、水質改善すれば勝手に魚の体から無くなっています。また、水カビが水槽内から無くなるまで毎日水替えを行います。1日を通して数回に分け水をすべて入れ替える程度の量を水替えします。例えば、1回目は水槽の5分の1を水替えその1時間後また5分の1.これを1日で合計5回行います。その後、毎日5分の1程度の水を水カビが除去できるまで行います。1度にすべての水を変えた場合、Phショックなど他の病気になる可能性があります。そのような病気になるリスクよりも水カビ病の方が病状は軽い為、それほど焦る必要はありません。
4.鰓寄生虫感染症
- 病気タイプ:寄生虫感染症
- 視覚的症状:呼吸が荒い。水面近くで泳ぐ。等酸欠症状
- 原因:寄生虫の持ち込み。
- 対処方法:隔離、薬浴。
- 回復期間:不明、ほとんどの場合死亡。
魚のストレス状態に関係なく寄生させる一番恐ろしい感染症です。鰓寄生虫は複数の種類が存在し、人間の目に見える大きさの寄生虫から見えない寄生虫まで様々です。購入後や、輸入後に薬浴を行うのは、この寄生虫を除去する目的が大きいとされています。感染後2週間程度で生体は死にます。除去には薬を使用するしかありません。購入店に相談し、治療方法を聞きましょう。(以下は仕方がなく自力で治療させないといけないときに参考にしてください。)本来、観賞魚用の薬はアロワナなどの古代魚には良くないとされていますが、鰓寄生虫は規定量に近い量を使用せざる負えません。最初は規定量の3分の1から始め徐々に量を増やし規定量まで増やさなければならない可能性があります。薬は種類により異なりますが有効期間は3日~4日程度です。規定量導入後は3~4日回復を祈ります。購入店に相談し、購入店に治療してもらうのが一番良い病気でもあります。荒業で鰓を直接洗ったりします。また、購入店がアロワナなどの専門店の場合、高濃度酸素機ならぬ、水中の酸素濃度をあげる特殊な機械で治療してくださる場合があります。それほど、治療が難しい病気です、また、寄生後すぐに症状が出る場合と出ない場合があります。
5.目垂れ
- 病気タイプ:飼育環境
- 視覚的症状:片目または両目が下に向く。
- 原因:光源。
- 対処方法:環境改善
- 回復期間:1週間~1ヵ月
水槽用ライトが異常に強い場合や、水槽用ライトより他の周囲のライトの光源が強い場合、下を向くようになり。目垂れが進行します。また、水中ライトを使用している場合も同様の症状が起こります。部屋のライトが強い場合、水槽の側面4面にカーテンをつけて、決まった時間だけ水槽用ライトを点灯すれば、1週間~1ヵ月で治ります。また、水中ライトの使用中止や、水中ライトの位置、向きの調整で治る場合があります。本来上からの光の照射だけでは、直接生体の目に光が当たっているわけではない為、目垂れは起こりません。水槽外のライトが強い場合、水槽内から見ると、反射で側面に光源が存在することとなり、下を向いてしまいます。水中ライトも同様で、水中ライトを長時間点灯している場合や、奥行きが広い水槽で水中ライトを長時間使用している場合は起こりやすいとされています。また、生体に対して巨大な生き物が自分より下を泳いでいる場合、(巨大なエイなど)警戒して下を向くとされています。底面に薄くでもいいのでガーネットサンドをひけば、ガーネットサンドが光を反射して下を向かなくなる効果と、水中ライト同様、生体の色揚げや鑑賞度の上昇が見込めるとされています。
6.PHショック
pHショックは、短時間でpHや水質が大きく変わった時に起こりやすいトラブルです。呼吸が荒い、泳ぎが不安定、底でじっとする、体色が悪くなるなどの変化が見られることがあります。
- まず水温、pH、アンモニア、亜硝酸、酸素量を確認します。
- 大幅換水、強い薬浴、急なpH調整剤の追加は避け、少量ずつ安定させます。
- 移動直後や輸入直後の個体は特に不安定なので、入荷日、管理期間、餌食い、水質を購入前に確認します。
- 粘膜保護剤を使う場合も、直接流し込むような方法ではなく、製品の用法に従って水槽水へ添加します。
pHショックは「薬で治す病気」というより、急変した環境を落ち着かせる管理の問題として考えます。判断に迷う場合は、購入店や大型魚に詳しい専門店へ早めに相談してください。
7.消化不良
- 病気タイプ:環境悪化または何かしらの病気
- 視覚的症状:ふらふら泳ぐ。白くて透明で長い糞をする。
- 原因:食べすぎまたは、なにかの病気。水替え直前に餌を与える。
- 対処方法:水温を30℃~32℃にあげる。
- 回復期間:1週間
主に感染症に感染することにより、消化不良も起こします。また薬を使用した後などにも同様の症状が出ます。長くて透明な糞が出ます。水温を上げ消化を助ける必要があります。感染症完治後にすぐに元の水槽に戻したり、水温を戻してはいけないのはこの消化不良をおこす可能性が高いからです。と言ってもアロワナや観賞魚は2週間30℃以上の水に浸かっていると体力が落ちていきます。徐々に水温を28℃まで落としましょう。また、アロワナ用のバクテリア剤や添加剤に消化を助ける酵素が入ったものがある為そちらを日頃から使用することをお勧めします。
症状から病気を見つける
1.体に白い点
白点病
2.呼吸が荒い
鰓感染症。酸素低下。PHショック。瀕死。
3.水槽で泳がない。隠れる。
ストレス過多。混泳失敗。地震の前触れ。
4.肌荒れ
ビタミン不足。栄養の偏り。
5.目の白濁
ビタミン不足。栄養不足。瀕死。水質が異常に悪い。
おすすめの日頃のメンテナンスと環境
病気にかからない為に以下のことをお勧めします。
- 週1で水槽の水量3分の1が変わるように1回~3回の水替えを行う。
- 活性炭やウエットフィルターは3ヵ月毎に交換。
- ドライフィルターは週1や汚れているときに交換。
- 水替え前は餌を上げない。
- アロワナ添加剤を使用する。水替え時プロテクトXを使用する。
- 立ち上げ後1週間決まった時間に水質検査その後、2週に1回水質検査。
- 水温はるべく上げないか水槽内によどみを作らない。
おすすめ添加剤
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有名な大型魚用バクテリア補助剤です。バクテリア剤ではありません。大型魚の消化を助ける酵素が入っています。私個人の考えですが、これはバクテリアが入っていると言うわけではない為、水槽立ち上げ時に規定量使ってその後水替えで空になったら使いません。消化補助剤は他の以下で紹介する物を使っています。あくまで、立ち上げ時の亜硝酸、硝酸塩用のバクテリアのバランスを作る目的と新水での消化不良対策です。ジクラのバクテリア剤は他の製品でバイオセレウスなどがあります。ジクラ製品公式ページはこちら
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ビタミン剤と消化を助ける働き、PHショック対策として使用しています。1回の使用量が120㎝水槽で24㏄、キャップ1杯とちょっとで、約40回分の水替えに対応している計算になります。約1年に1本使う計算になりますね。
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実は先のアズープレミアムアロワナビタミンは規定量ではなく半量しか使用しません。その代わりにプロテクトXを規定量水替え時に入れているからです。本来は生体の粘膜保護剤ですが、プロテクトXの粘性は水槽内部の面に付着しバイオフィルムを作ります。つまり、水槽の側面自体が生物濾過材になります。生物濾過で一番バクテリアが多いのが、ウエットフィルター、次にドライフィルター、その次が濾過材ではなく水槽側面のバイオフィルムと言われています。側面につくため、悪性のバクテリアが付くのを防いだり藻の繁殖を防ぐのでお勧めです。ただし、化学物質なので規定量以上は使わないようにしましょう。
さいごに
アロワナ添加剤や大型魚用添加剤は通常の観賞魚用の物と異なり、非常に安価です。一つのボトルは四千円で高いと思うかもしれませんが、1回で使う量は120㎝水槽で5ccだとか、極少量しか使用しません。プロテクトXしかり、1回の使用量がキャップ1杯だったり、1年は持つので、病気にかかるくらいなら買って使用した方が良いです。
アロワナに限らず熱帯魚の薬は色素が主な治療効果がある物質です。その為、活性炭などを使用していると薬物効果が減ります。またメチレンブルーなど、光を使用して活性酸素を生み出し治療効果を出す薬もあります。薬を使用する際は用法をしっかり熟読しましょう。
アジアアロワナの中には人工的に作られた交配種が存在します。有名なのが、高背金龍。バンジャールレッド、ハイブリットなどです。これらは、病気を発症しやすい種類と言われます。その為日頃のメンテナンスや補助剤はしっかり行いましょう。
この記事が皆様のアクアライフに貢献できれば幸いです。
経験談
ヤフーオークションで買った冷凍コオロギを与えたら食べた個体のみなにかしらの病気にかかるという経験をした事があります。爬虫類がなぜかその冷凍コオロギを嫌がったのでアロワナにあげたのですが、鱗が荒れたり、ヒレが荒れたりしました。さすがに怖いのでチヌ釣りをする時の餌にしました。
研究論文メモ:大型魚・古代魚・アロワナの最新知見
アジアアロワナの病気一覧と飼育管理に関連する論文・学術レビューを、2026年6月時点で確認できる範囲から5本選びました。ここでは結論を飼育下へ直接置き換えず、どの論点が今後の飼育情報に影響しそうかを分けて整理します。
| 論文・学術資料 | 内容の要約 | 今後の展望 |
|---|---|---|
| 1. Species-specific environmental DNA marker for Asian Arowana 2025 | アジアアロワナの環境DNA検出マーカーを開発・検証し、希少種の分布確認に使える可能性を示しました。 | 流通個体の合法性や野生個体群保全では、DNA技術による確認がより重要になります。 |
| 2. Whole Genome Sequencing of the Asian Arowana 2015 | アジアアロワナの全ゲノム配列を報告し、保全・品種・進化研究の基礎を作った研究です。 | 将来的には血統管理や色彩系統の説明にもゲノム情報が入る可能性があります。 |
| 3. Microbiome as a Tool to Monitor Aquarium Systems 2026 | 水族館水槽の微生物群集を追跡し、立ち上げ後のシステム変化を健康管理指標として使える可能性を示しました。 | 観賞魚記事では、水質数値だけでなく微生物相の安定という視点が今後増えます。 |
| 4. Network of Nitrifying Bacteria in Aquarium Biofilters 2025 | 淡水水槽外部フィルターの硝化細菌ネットワークを調べ、従来型の単純な硝化理解を更新する研究です。 | バクテリア剤やろ材の説明は、より実際の微生物群集に基づいた内容へ更新されていきます。 |
| 5. Microbial Diversity and Potential Pathogens in Ornamental Fish Aquarium Water 2012 | 観賞魚水槽水に多様な微生物と潜在的病原体が存在することを示した研究です。 | 水換え、検疫、手洗い、過密回避は魚の健康と人の衛生の両方に関わります。 |
この記事への反映ポイント:大型魚・古代魚・アロワナでは、従来の「飼える最低条件」から、行動の選択肢、疾病の早期発見、由来や流通、記録管理まで含めて飼育環境を評価する方向へ研究が進んでいます。飼育者側では、温湿度や給餌だけでなく、体重・行動・食欲・排泄・脱皮や換毛などの変化を継続的に見ることが、今後さらに重要になります。

