ペットがコロナウイルスに感染？特定の動物は注意？ハリネズミなどの感染事例

はじめに

　ペットが新型コロナウイルスに感染すると思いますか？。そんなペットへの感染を詳しく解説します。

ペットが感染？

　新型コロナウイルスは人間からペット（犬または猫）への感染が疑われる事例が少なからず報告されています。また、感染した動物から同種の動物、動物から人間への感染が海外で報告されています。しかし、それらは、明確な証拠がなく、本当に新型コロナウイルスが感染したのかどうかは科学的根拠としては十分ではないようです。これらはコロナウイルスが人間に感染しパンデミックになる以前に8種類の動物で同じ遺伝子配列のウイルスが感染していたというデータを元に出た説ですが、人間から動物に移るのは困難と考えられています。なぜなら動物がウイルスが充満した人肉を食べるわけではないからです。

コウモリ発なら感染するのではないか

　よくコウモリから新型コロナウイルスが発生したと言われますが、正確には、何かしらの菌を保有したコウモリを食べて新型コロナウイルスが生まれたと言われていますが、まずコウモリからなのかどうかはわからないとされています。鳥インフルエンザも人間に鳥インフルエンザが感染するのではなく、鳥インフルエンザに感染した鳥を摂取や、なんらかの方法で人間が体内に取り込み、地球上にいままでなかった、ワクチンがない新たなインフルエンザが生まれるから、感染の疑いがある鳥はすべて処分されます。

発生源の説

　よくコウモリを食べた人間から始まったと言われていますがそれは定かではなく、アメリカの調査では、感染経路は野生のコウモリから始まり、タヌキ、ハリネズミなどの8種の動物に感染し、その動物の肉を武漢という地域の闇市で販売され、その肉を正しく処理せず食べたことで感染が始まったとされています。タヌキ等の感染が確認された動物は武漢とは異なる中国の地域で人工繁殖させられた動物であるとされています。つまり発生の原因では中国政府の仕業ではなく「自然発生したウイルス」とアメリカは認めたことになりますが、数年前から動物8種にウイルス感染していることを発見しているにも関わらず対処したかった責任を負わせようとしています。コロナウイルス発生後アメリカが上記の報告をした後その闇市は解体されています。また、アメリカは当初、コロナウイルスの遺伝子配列に自然界では存在しない人的な改良が２か所見つかったというレポート「人為発生説」がありましたが、いつのまにかその説は消えました。

鳥インフルエンザ同等？

　よく鳥インフルエンザと同じ感染方法と言われますが、正確には、鳥インフルエンザと同じ方法でウイルスが生まれたと言われています。なぜなら、新型コロナウイルスは世界的には、どこから生まれたか、どこから始まったのか不明とされているからです・・・。さて、先に説明した、動物から人間へのウイルスの移動で新しいウイルスが生まれるという事です。鳥インフルエンザを摂取した人間が、体内で鳥インフルエンザが「再遺伝子形成」が行われ、新型のインフルエンザが発生します。鳥インフルエンザと比べると、実は今の新型コロナウイルスは感染レベルは優しくワクチンが作れている時点でましです。違う動物から違う動物に移った場合違うウイルスに変換されることを覚えておくといいですね。

結果どうなの？

　R5年現在は新型コロナウイルスはオミクロン株に置き換わり、感染能力は高いが、重症化リスクは低いと言われています。一般的には、ペット感染の科学的根拠は確認されていませんが、もし感染しても軽症であり、人間への感染は生物上難しいです。鳥インフルエンザの項目で書いた通り、動物から人間への感染は簡単に起こるものではないとされているので心配する必要はありませんが、風邪症状がある場合は動物病院に行きましょう。

動物から人間への感染

　一応ですが、動物から人間への感染の可能性は0であると証明されたわけでもなく、逆もしかり、感染しない可能性も0ではないので日本では一応距離を取りましょうと言っている自治体もあります。ですが、動物から人間に感染するなら、野良猫一斉殺処分が始まりますが、そんなことはないので人間に感染する可能性はないと思って問題ないと思います。

噂：ボールパイソンがコロナウイルスに感染する

　コロナが流行ってすぐに何度も聞いた噂ですが、どうやって検査したの？と思いますが、一応人間でコロナの検査をする際に、鼻に長い綿棒を入れて鼻腔か鼻咽頭（鼻腔の奥にある口との境目あたり）の菌を採取して検査する方法と、よだれを採取してDNA、RNAをみるPCR法がありますが、検査するならPCRだとおもいます。鼻腔に綿棒を入れれるほどの人間の鼻のように大きな穴はないですからね。なんで蛇を検査しようとしたかはわかりませんが、ペットボトルのキャップほどのヨダレを採取しないといけないので頑張って検査したんだと思うのですが、鼻腔などの抗原検査は液をたらしたらその場で結果が8分～15分で出ますが、それに対しPCR検査は、かなりややこしい過程を経て結果が出るので、証明書がもらえるはずなのでその証明書の類をSNS上でも見たことがないので、現在では都市伝説レベルです。

　ただし、爬虫類の血液型は同種の動物間で感染すると報告があったA、B、AB型の血液型を持つ動物なので本当に感染したのならば、なくはない話ですよね。ちなみに犬はO型があるので同種間の感染は弱く、猫はO型がなくA型が多いので犬に比べて感染していると言われています。ちなみに血液型と言うのは、保有している抗体の有無で分けられた形質を示した呼び方なので、犬にO型があると言っても人間から犬に輸血できるわけではないので勘違いしないようにお願いします。

O型は新型コロナウイルスにかかりにくく重症化しにくい

　これは、中国、アメリカによる研究結果で、福祉事業所を経営している私も実感しています。覚えておいて損はないと思うので簡単に説明しますが、A型、Ｂ型、Ｏ型、ＡＢ型は保有している抗原により分けられます。Ａ型はＡ抗原とB抗体を持ち、B型はB抗原とA抗体、AB型はA抗原とB抗原を持ち抗体はなし。O型は抗原はなく、A抗体とB抗体を保持しています。抗原は赤血球の表面の物質の種類で、抗体は血清の中にある赤血球に反応する物質を抗体と言います。A型でもAA型、ＡＯ型が遺伝上ありますが、この抗体の法則により、ＡＯ型でもＡ型として扱われます。これらの法則はコロナ感染での重症化リスクの結果と大きく関係を持ち、A抗体を持っていない場合、感染しやすく重症化しやすいと言われています。つまり、A型とAB型の事です。

さいごに

　一番わかってほしい事は、もし、仮に動物に感染すると仮定して、ペットに人間から感染しても、人間に移る事は極めて難しいです。

　あなたが風邪をひいたり、インフルエンザにかかった時、飼育しているペットも同じような風邪症状が現れたことがありますか？ないはずです。それほど、人間から動物、動物から人間と言う風に異種での感染は難しい事です。