拒食・トラブル(セイブシシバナヘビ)

セイブシシバナヘビのトラブル対策|「噛まれた時の対処法」と「冬の拒食」

彼らのトラブルは「人間側の被害(咬傷)」と「生体側の不調(拒食)」の2つに大別されます。結論から言うと、「噛まれたらすぐに洗い流して病院へ行き、拒食したら季節性のものか見極める」冷静さが必要です。

本記事の前提条件

  • 咬傷事故: 腫れ、痛み、アナフィラキシーリスク。
  • 拒食: 季節性(クーリング本能)や偏食によるもの。
  • その他: マウスロッド、脱皮不全。

1. もし「噛まれたら」どうする?(緊急対応)

手順①:無理に引き剥がさない

シシバナヘビは奥歯を食い込ませようと、ガジガジと噛み進んできます。無理に引っ張ると歯が残り、毒も注入されます。水をかけたり、カードを口の隙間に差し込んで、自発的に離すのを待ちます。

手順②:患部を洗い流し、消毒する

傷口から毒を絞り出すようにして、流水でよく洗います。

手順③:病院へ行く(アレルギー警戒)

激しい痛み、めまい、呼吸苦が出た場合は救急車です。症状が軽くても、念のため皮膚科や外科を受診し、「後牙類のヘビに噛まれた」と伝えてください。

2. 季節性の「拒食」について

シシバナヘビは北米の四季がある地域に住んでいるため、秋〜冬になると、飼育下の温度が一定でも本能的に餌を食べなくなる(クーリングモードに入る)ことがあります。
体重が落ちず、元気そうにしているなら、無理に食べさせずに春まで待つのも一つの手です。

3. なぜ「死んだふり」をするのか?(理由)

彼らの究極の防御策です。裏返って口を開け、舌をだらりと出し、総排泄孔から臭い液を出して「私は腐った死体です、食べられません」とアピールします。
これが観察できるのは面白いですが、生体にとっては「命の危険を感じている極限状態」です。頻繁に死んだふりをさせるのは虐待に近いストレスですので、面白がって驚かせないでください。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:噛まれたことを甘く見る

「大したことない」と放置して、数時間後に腕全体がパンパンに腫れるケースがあります。特に初めて噛まれた時は、体質的に合わない(毒に弱い)可能性があるので、必ず経過観察を厳重に行ってください。

5. トラブルのFAQ

Q1. 鼻先が剥げています。
A. ケージの壁や蓋のメッシュで鼻を擦りすぎた可能性があります(ノーズラブ)。床材を厚くして潜れるようにするか、壁が見えないように目隠しをしてください。
Q2. ずっと「シューシュー」言っています。
A. 環境に慣れていないか、性格が荒い個体です。シェルターを増やし、ケージを布で覆うなどして、安心できる環境を作ってあげてください。