拒食・トラブル(ミュラーサンドボア)

ミュラーサンドボアのトラブル対策|「脱皮不全」と「鼻先の擦れ」を防ぐ管理術

丈夫な蛇ですが、潜る性質ゆえに気づきにくいトラブルがあります。結論から言うと、「たまにしか姿を見ないからこそ、見えた時の『鼻先』と『皮の残り』をチェックする」ことが健康管理の全てです。

本記事の前提条件

  • マウスロッド: 砂に擦れて口内炎になるリスク。
  • 脱皮不全: 乾燥しすぎで皮が残る。
  • 誤飲: 砂が腸に詰まる。

1. トラブル対応の「チェックリスト」

  • 鼻先が赤くなっていませんか?
    硬いケージや荒い砂で掘りすぎて、吻端(ふんたん)が擦りむけている場合があります。
  • 脱皮殻は綺麗ですか?
    ボロボロにちぎれている場合、湿度不足です。体や尾の先に皮が残っていないか確認します。
  • フンが出ていますか?
    砂の中でフンをするため気づきにくいですが、数ヶ月出ない場合は誤飲による便秘を疑います。

2. 代表的なトラブルと対処法

トラブル①:ノーズラブ(鼻先の擦れ)

ケージの壁面を鼻で押し続けて擦りむく症状です。ケージが狭い、または居心地が悪い(温度が合わない)時に起こります。床材を深くし、環境を見直してください。

トラブル②:脱皮不全(Shedding Issues)

乾燥地帯の蛇とはいえ、脱皮には水分が必要です。皮が残ると、そこが締め付けられて壊死します。ぬるま湯で温浴させ、優しく剥がしてください。

トラブル③:便秘と誤飲

お腹の後半部分が硬く張っている場合、砂が詰まっている可能性があります。30℃〜35℃の温浴をさせ、代謝を上げて排泄を促します。改善しない場合は獣医師へ。

3. なぜ「掘り起こしてはいけない」のに「確認」が必要なのか?(理由)

矛盾しているようですが、「無理に掘り起こす」のと「メンテナンス時に確認する」のは別です。
週に一度程度のフン掃除や、給餌のタイミングで、生体が地表に出てきた時や、どうしても床材を交換する時に、素早く全身をチェックします。普段はそっとしておくのが鉄則です。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:ダニの発生に気づかない

床材の中にダニ(スネークマイト)が発生しても、潜っているため発見が遅れます。水入れに黒い粒が浮いていたり、蛇が頻繁に水に浸かっている場合はダニを疑ってください。床材を全廃棄し、ケージを熱湯消毒する必要があります。

5. トラブルのFAQ

Q1. 触るとシューシュー言います。
A. それは正常な防御反応です。体を膨らませて噴気音を出しますが、多くの場合はハッタリです。無理に触らず、落ち着くまで待つか、手袋をして扱ってください。
Q2. ずっと水に入っています。
A. 脱皮前か、ダニがいるか、ケージ内が暑すぎる可能性があります。温度を確認し、ダニチェックをしてください。