マラヤンブラッドパイソンのトラブル対策|「プシュッ」は威嚇?病気?呼吸音の聞き分け方
強靭な肉体を持つ彼らですが、唯一の弱点が「呼吸器」です。結論から言うと、「初期の肺炎を見逃さないこと」が生死を分けます。また、特有の「溜め糞(便秘に見える)」についても理解しておく必要があります。
本記事の前提条件
- 威嚇音: 短く強い「プシュッ!」「フシュー!」(鼻息)
- 病気の音: 呼吸に混じる「ヒューヒュー」「ズビズビ」(持続音)
- 排泄: 数ヶ月に1回、大量にするのが正常
1. トラブル対応の「チェックリスト」
- 口の中はピンク色ですか?
赤く腫れている、チーズのような膿がある場合はマウスロッド(口内炎)です。 - ヨダレが出ていませんか?
口から泡を吹いたり、粘液が糸を引くのは肺炎の末期症状です。 - 数ヶ月フンをしていませんか?
お尻周りが硬くなっていないか確認します。
2. 呼吸器疾患(RI)の予防と対応
手順①:呼吸音の確認
ハンドリング時などに、胸の音を聞いてください。ゼーゼーという雑音が聞こえた場合、肺炎の初期です。
手順②:温度を上げて湿度を保つ
初期症状であれば、ケージ内温度を30℃〜32℃まで上げ、湿度を保つことで自己治癒力を高められます。治らない場合は抗生物質の投与が必要ですので、病院へ。
3. なぜ「フンをしない」のか?(理由)
ブラッドパイソンの仲間は、効率よく栄養を吸収するため、排泄の頻度が極端に低いです。
3ヶ月〜半年フンをしないこともザラですが、その代わりにする時は「とてつもない量」をします。これを便秘と勘違いして無理に温浴させたり、お腹を押したりしないでください。尿酸(白い塊)が出ていれば、腎機能は正常です。
4. よくある失敗パターン【※重要】
失敗①:ガラスへのアタックによる口内炎
食欲が旺盛すぎて、飼い主が前を通るたびにガラスに頭突き(アタック)をする個体がいます。繰り返すと口先が潰れ、そこから細菌が入って口内炎になります。アタック癖のある個体のケージは目隠しをするか、人が通らない場所に設置してください。
5. トラブルのFAQ
- Q1. 威嚇が激しくて触れません。
- A. マラヤンは気性が荒い個体もいます。無理に触らず、掃除や給餌の時はスネークフックで頭をガードしながら行ってください。厚手の手袋をするのも有効です。
- Q2. 脱皮不全になりました。
- A. 湿度不足です。ぬるま湯で温浴させて皮をふやかし、優しく剥いてあげてください。次回からは湿度管理を見直しましょう。
