マラヤンブラッドパイソン飼育の「重装備」アイテム|プロが選ぶヒーター・フック・手袋
彼らの飼育道具は「強度」が全てです。結論から言うと、「大型犬用のアイテムや、特大サイズの爬虫類用品」を選ぶことになります。華奢な道具はすぐに壊されるか、役に立ちません。
本記事の前提条件
- 保温: 暖突Lサイズ、パネルヒーター(ロング)
- 管理: 高精度サーモスタット
- ハンドリング: 太めのスネークフック、革手袋
1. 絶対に買うべき「三種の神器」
- みどり商会「暖突 Lサイズ」以上
広いケージの空気を温めるには、最大の熱量が必要です。SやMでは出力不足です。 - 伸縮しない頑丈なスネークフック
10kg近い生体を支えるため、アンテナ式ではなく、ステンレスやゴルフシャフト製の「曲がらないフック」が必要です。 - 厚手の溶接用革手袋
万が一の噛みつき事故に備え、メンテナンス時は手首まで守れる手袋があると安心です。
2. あると便利な「衛生・管理グッズ」
便利①:次亜塩素酸水(スプレー)
フンの臭いが強烈なため、消臭と除菌ができるスプレーは必須です。生体にかかっても無害なタイプ(微酸性など)を選んで常備してください。
便利②:デジタル温湿度計(複数個)
広いケージでは場所によって温度ムラができます。ホットスポットとクールスポットの両方に設置し、環境を把握します。
便利③:衣装ケース(アシスト給餌・水浴び用)
ケージ掃除の際の一時避難場所や、脱皮不全時の温浴用として、特大の衣装ケースが一つあると便利です。
3. なぜ「フック」が必要なのか?(理由)
マラヤンブラッドパイソンは、ケージ内に手が入ってくる動きに敏感です。
いきなり手で掴もうとすると驚いて飛んでくることがありますが、最初にフックで頭を軽く触り、「触るよ」と合図を送ると、驚くほど大人しくなります。この「スイッチの切り替え」にフックは不可欠です。
4. よくある失敗パターン【※重要】
失敗①:ピンセットが短すぎる
給餌のアタック速度は電光石火です。20cm程度の短いピンセットでは、餌と一緒に指まで飛んできます。最低でも30cm〜45cmの長いものを使ってください。
5. 道具選びのFAQ
- Q1. ライトは必要ですか?
- A. 基本的に不要です。夜行性であり、強い光を嫌います。観察用につける場合も、弱いLED程度に留めてください。
- Q2. 加湿器のおすすめは?
- A. ケージ内に入れるミスト発生器(フォガー)も良いですが、部屋全体を加湿する大型加湿器の方が、管理が楽で結露もしにくいです。
