温湿度(レオパードゲッコー)

レオパードゲッコーの温湿度|「お腹を温める」が正解!パネルヒーターの設置術

レオパは夜行性ですが、昼間の太陽で温まった岩盤にお腹をくっつけて熱を吸収します。結論から言うと、「空気温度も大事だが、床温度(パネヒ)がなければ消化不良を起こして吐き戻す」という生態です。上からのライトだけでは不十分です。

本記事の前提条件

  • ホットスポット(床): 30℃〜32℃
  • クールスポット(床): 25℃〜27℃
  • 空気温度(室温): 25℃以上推奨
  • 湿度: 40%〜60%(ウェットシェルター内は80%以上)

1. 温度管理の「必須機材チェックリスト」

  • パネルヒーター
    ケージの外側(底面)に敷きます。ケージの面積の1/3〜1/2をカバーするサイズを選びます。
  • 暖突(冬場のみ)
    北海道や東北など、室温自体が20℃を下回る場合は、上部ヒーターで空間全体を温めます。
  • ウェットシェルター
    全身を湿らせる「お風呂」兼「隠れ家」です。これがあれば、ケージ全体の湿度は低くても大丈夫です。

2. 理想的な環境構築の「手順」

手順①:ヒーターの上にシェルターを置かない

よくある間違いです。ウェットシェルターをパネルヒーターの上に置くと、中の水が蒸発してサウナ状態になり、蒸れすぎて体調を崩します。シェルターはヒーターのない涼しい場所に置いてください。

手順②:ドライシェルターとの使い分け

暖かい場所には「乾いた隠れ家(ドライシェルター)」を、涼しい場所には「湿った隠れ家(ウェットシェルター)」を置くのが理想です。レオパが自分で場所を選べます。

手順③:冬場の夜間対策

夜間は20℃程度まで下がっても耐えられますが、ベビーや老体には負担です。スタイロフォーム(断熱材)でケージを囲うか、エアコンで部屋ごと管理するのが安全です。

3. なぜ「湿度」が必要なのか?(理由)

乾燥地帯の生き物ですが、完全な乾燥はNGです。
指先や尻尾の皮が綺麗に剥けるためには湿度が必要です。脱皮不全を起こすと、残った皮が乾燥して収縮し、指先を締め付けて壊死(指飛び)させます。ウェットシェルターは、この事故を防ぐための命綱です。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:ヒーターによる低温火傷

サーモスタットなしで高出力のパネルヒーターを使うと、ガラス面が45℃以上になり、お腹を火傷します。必ず表面温度を測り、熱すぎる場合はケージを少し浮かせて隙間を作るか、コントローラー付きを選んでください。

5. 温度管理のFAQ

Q1. 霧吹きは必要ですか?
A. ウェットシェルターの水さえ切らさなければ、毎日の霧吹きは不要です。ただし、脱皮前で体が白くなっている時は、壁面に霧吹きをして湿度を上げてあげると親切です。
Q2. 暑すぎるとどうなりますか?
A. クールスポットがない(逃げ場がない)と、口を開けてハーハーしたり、水入れにずっと浸かったりします。これは熱中症の一歩手前です。