飼育環境(ケージ/床材/隠れ家)

レオパードゲッコーのケージレイアウト|「床面積」と「ウェットシェルター」の絶対法則

レオパは地面を歩き回るトカゲです。結論から言うと、「高さは不要、広さが重要。そして『ウェットシェルター』が全てのトラブルを防ぐ」というのが真理です。お洒落なレイアウトも楽しめますが、まずは健康を維持する配置を学びましょう。

本記事の前提条件

  • ケージサイズ: 30cm×30cm(ベビー〜ヤング)、30cm×45cm以上(アダルト推奨)
  • 床材: キッチンペーパー、ペットシーツ、ソイル(誤飲対策品)
  • 必須アイテム: ウェットシェルター(保湿庫)

1. 環境構築の「必須チェックリスト」

  • 前開きガラスケージ(グラステラリウム等)
    上から手を入れると「鳥に捕食される」恐怖を感じさせます。横から世話ができるタイプがベストです。
  • スドー「ウェットシェルター」
    上部に水を入れる陶器製の隠れ家。これ一つで湿度管理と脱皮不全対策が完了する神アイテムです。
  • パネルヒーター
    ケージの下に敷きます。全面ではなく「半分〜1/3」に敷き、暑い場所と涼しい場所を作ります。

2. 失敗しないレイアウトの「手順」

手順①:温度勾配(サーマルグラディエント)

ケージの右側をホットスポット(パネヒあり)、左側をクールスポット(パネヒなし)にします。これでレオパが自分で「今は温まりたい」「今は涼みたい」を選べるようになります。

手順②:シェルターの配置

クールスポット側に「ウェットシェルター」を置きます。ホットスポット側に置くと、水がすぐ蒸発してサウナ状態になり、蒸れすぎて体調を崩します。

手順③:トイレの場所を覚える

レオパは決まった場所にフンをする習性があります(大抵はケージの隅)。
最初の一週間でトイレの場所が決まるので、そこだけキッチンペーパーを小さく切って敷いておくと、掃除が劇的に楽になります。

3. なぜ「砂(サンド)」は上級者向けなのか?(理由)

現地の環境を再現したくなりますが、カルシウム不足の個体や、餌を勢いよく食べる個体は、砂を誤飲して「腸閉塞(インパクション)」を起こし、死に至ることがあります。
健康状態を見極められるようになるまでは、誤飲しても安全なソイルか、キッチンペーパーで飼育するのが無難です。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:シェルターが一つしかない

理想は「暖かい隠れ家(ドライ)」と「涼しい隠れ家(ウェット)」の2つです。1つしかないと、暑くても寒くてもそこから動けず、我慢してしまいます。

5. 環境・レイアウトのFAQ

Q1. 流木や岩を入れてもいいですか?
A. 可能です。ザラザラした岩は脱皮のきっかけになるので有益です。ただし、不安定な積み方をすると崩れて下敷きになるので、固定してください。
Q2. 多頭飼育(同居)はできますか?
A. 原則NGです。オス同士は殺し合い、メス同士でもサイズ差があれば尻尾を齧られたり、ストレスで拒食したりします。1ケージ1匹が鉄則です。