レオパードゲッコーの餌やり|人工飼料・コオロギ・ミルの栄養価と「ダスティング」の掟
「何を食べるか」より「何をつけて食べるか」が重要です。結論から言うと、「カルシウムパウダーをまぶさない昆虫は、ただのリンの塊であり、与え続けると骨を溶かす毒になる」と思ってください。クル病は100%飼い主の責任です。
本記事の前提条件
- 主食: コオロギ(イエコ/フタホシ)、デュビア、人工飼料
- おやつ: ミルワーム、ハニーワーム(脂肪過多のため主食NG)
- 必須添加剤: カルシウムパウダー(ビタミンD3入り)
- 頻度: ベビー(毎日)、アダルト(3〜4日に1回)
1. 餌やりの「必須チェックリスト」
- カルシウム剤
毎回必ずまぶします。D3入りは週1〜2回、D3なしは毎回など、製品によって調整します。 - ガットローディング(昆虫の栄養強化)
コオロギに野菜を与えて栄養価を高めてから、レオパに与えます。「コオロギはただの器」です。 - ピンセット給餌
誤飲防止と、人慣れさせるために手渡し(ピンセット)推奨です。
2. 失敗しない給餌の「手順」
手順①:目の前で揺らす
視力は良いですが、動くものに反応します。ピンセットで掴み、目の前で小刻みに揺らしてアピールします。
手順②:食べた後の確認
飲み込むのを見届けます。複数匹コオロギを放り込んで放置すると、お腹がいっぱいになったレオパを、逆にコオロギが齧(かじ)ることがあります。食べ残しは必ず回収してください。
手順③:脇ぷに(肥満)チェック
前足の付け根(脇)に水ぶくれのような膨らみ(脇ぷに)ができたら、栄養過多(肥満)のサインです。給餌間隔を空けるか、低カロリーな餌に切り替えます。
3. なぜ「カルシウム」だけではダメなのか?(理由)
カルシウムを吸収するには「ビタミンD3」と「紫外線」が必要です。
レオパは夜行性で紫外線を浴びないため、食事からビタミンD3を摂取しないと、いくらカルシウムを食べても吸収されず、骨から溶け出してしまいます。必ず「D3入り」のパウダーを使うか、たまに微弱なUVライトを浴びせてください。
4. よくある失敗パターン【※重要】
失敗①:ミルワームしか与えない
ミルワームはリンが多くカルシウムが少ない上、脂肪分が高いです。これだけを与え続けると、肥満とクル病のダブルパンチになります。あくまでおやつ、または拒食時の起爆剤として使ってください。
5. 餌やりのFAQ
- Q1. ピンクマウスを与えてもいいですか?
- A. 栄養価が高すぎますが、産後のメスや激痩せした個体の立ち上げには有効です。健康なアダルトに常食させると内臓痛風や肥満になります。
- Q2. 水は飲みますか?
- A. よく飲みます。ウェットシェルターの水を舐めることもありますが、浅い水入れを常設して、毎日新鮮な水に変えてください。
