レオパードゲッコー飼育(種ハブ)

【完全版】レオパードゲッコーの飼育方法|初心者No.1トカゲの「寿命を延ばす」鉄則

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)は、その愛くるしい表情と豊富なカラーバリエーションで、世界中で最も愛されている爬虫類です。結論から言うと、「パネルヒーターによるお腹の保温と、カルシウム剤の添加さえサボらなければ、10年以上生きる最強のパートナー」です。丈夫ですが、栄養管理を間違えると骨が曲がる病気(クル病)になります。

本記事の前提条件

  • 和名/英名: ヒョウモントカゲモドキ / Leopard Gecko (Leo)
  • 寿命: 10年〜15年(20年生きることも)
  • 全長: 20cm〜25cm
  • 適温: 28℃〜32℃(ホットスポット)
  • 食性: 昆虫食(コオロギ、ミルワーム、人工飼料)

1. 飼育スタートの「必須チェックリスト」

初期費用は2〜3万円程度。以下のセットがあれば今日から飼えます。

  • 30cm〜45cmの爬虫類ケージ
    地上棲なので高さは不要。床面積が重要です。
  • パネルヒーター
    消化促進のために「お腹」を温める必須アイテム。
  • ウェットシェルター
    脱皮不全を防ぐための、保湿機能付きの隠れ家。
  • カルシウムパウダー(ビタミンD3入り)
    これがないと数ヶ月で骨が曲がって死にます。
  • 床材
    キッチンペーパー、ペットシーツ、または誤飲しにくいソイル。

2. お迎えから飼育の「手順」

手順①:温度勾配を作る

ケージの片側(1/3程度)にパネルヒーターを敷き、暖かい場所(ホットスポット)と涼しい場所を作ります。彼らは食後に暖かい場所へ移動してお腹を温めます。

手順②:餌はカルシウムをまぶして

コオロギやミルワームを与える際は、必ず白い粉(カルシウム剤)をまぶします(ダスティング)。人工飼料の場合は不要なことが多いですが、成分表を確認してください。

手順③:ハンドリングは少しずつ

非常に温厚で、手に乗せることができます。ただし、尻尾を強く掴むと切れてしまう(自切)ので、お腹の下から優しくすくい上げてください。

3. なぜ「トカゲモドキ」なのか?(理由)

彼らはヤモリ(Gecko)の仲間ですが、ヤモリにはない特徴を持っています。
1つは「まぶた」があり、目を閉じることができる点。もう1つは「壁に張り付く吸盤」がなく、爪がある点。だから壁を登れず、ケージの蓋さえ閉めれば脱走のリスクが低いのです。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:砂の誤飲による腸閉塞

現地の環境を再現しようと「細かい砂」を敷くと、餌と一緒に飲み込んでお腹の中で固まり、死んでしまう事故が多発しています。初心者はキッチンペーパーか、誤飲しても安全なソイルを使ってください。

5. レオパ飼育のFAQ

Q1. 尻尾が太いのは肥満ですか?
A. いいえ、健康の証です。レオパは尻尾に栄養(脂肪)を貯めます。逆に尻尾が細くなっている場合は、栄養失調や病気のサインです。
Q2. 人工飼料だけで飼えますか?
A. 「レオパゲル」や「レオパブレンド」などの優秀な人工飼料だけで終生飼育が可能です。ただし、個体によっては虫しか食べない子もいるので、購入時にショップで何 食べているか確認してください。