グリーンパイソンのトラブル対策|「床に降りる」は危険信号!SOSサインの見分け方
グリーンパイソンは不調を隠す生き物ですが、行動には明確なサインが出ます。結論から言うと、「止まり木に綺麗なトグロを巻いていない時は、何かが起きている」と思ってください。早期発見が命を救います。
本記事の前提条件
- 正常: 止まり木の上で綺麗な団子状(お供え餅スタイル)になっている。
- 異常: 力なくぶら下がっている、床にうずくまっている。
- 危険: 口を開けている、粘液が出ている。
1. トラブル対応の「チェックリスト」
- トグロの形は崩れていませんか?
体調が悪いと筋肉に力が入らず、ダラッとした巻き方になります。 - 背骨が浮き出ていませんか?
脱水症状のサインです。湿度が足りていません。 - 呼吸音は正常ですか?
耳を近づけて「プツプツ」「ヒュー」という音がしたら肺炎です。
2. 代表的なトラブルと対処法
トラブル①:脱水(Dehydration)
皮膚にしわが寄り、目が窪みます。すぐに湿度を上げ、スポイトで口元に水を垂らして飲ませます。重度の場合は獣医師による補液が必要です。
トラブル②:マウスロッド(口内炎)
口の端が少し腫れていたり、チーズのような膿が見えたら要注意。ケージ内の不衛生や、ガラスへのアタックが原因です。消毒と抗生物質が必要です。
トラブル③:直腸脱(脱腸)
お尻から赤い肉のようなものが出ていたら、乾燥する前にワセリンや砂糖水(浸透圧で戻すため)を使って優しく戻しますが、素人判断は危険です。湿らせたガーゼで保護し、即病院へ。
3. なぜ「床に降りる」のが悪いのか?(理由)
グリーンパイソンが床に降りるのは、「産卵前」か「水浴び」か「具合が悪くて木に捕まっていられない」時のどれかです。
オスや、産卵予定のないメスが長時間床にいる場合、木に登る体力すらない末期状態の可能性があります。温度設定が寒すぎて、パネルヒーターのある床に降りている場合もあります。
4. よくある失敗パターン【※重要】
失敗①:脱皮不全を無理に剥がす
皮が残っていると気になりますが、乾燥した状態で無理に引っ張ると、薄い皮膚ごと剥がれて大怪我をします。必ずぬるま湯で温浴させるか、湿度を100%近くまで上げてふやかしてから対処してください。
5. トラブルのFAQ
- Q1. 尻尾の先をヒラヒラさせています。
- A. それは「コーダル・ルーリング(疑似餌)」という正常な行動です。尻尾を芋虫のように動かして、トカゲなどの獲物をおびき寄せようとしています。お腹が空いている証拠です。
- Q2. 色がくすんできました。
- A. 脱皮の前兆か、単純に機嫌が悪い(体色が暗くなる)場合があります。脱皮前なら目が白濁します。そうでなければ、ストレスがかかっていないか環境を見直してください。
