グリーンパイソンのロカリティとモルフ|「産地」で選ぶか「デザイナーズ」で選ぶか
グリーンパイソンには、遺伝的な色彩変異(モルフ)だけでなく、生息地による特徴の違い(ロカリティ)が存在します。結論から言うと、「まずは代表的な3大ロカリティ(ビアク・アルー・ソロン)の違いを知ること」が選び方の第一歩です。
本記事の前提条件
- ロカリティ: 地域個体群(野生由来の特徴)
- モルフ: ブリーダーが作り出した色彩変異(アルビノなど)
- 選び方: 「荒くても大きいのが好き」か「大人しくて小さいのが好き」かで決める。
1. 代表的な「ロカリティ(産地)」
- ビアク (Biak)
最もポピュラーで大型化します。気性が荒い個体が多いですが、黄色い斑点が多く残り、迫力満点です。 - アルー (Aru)
背中に白いスポットが点々と入り、尾が短いのが特徴。比較的温厚な個体が多いと言われています。 - ソロン (Soron)
背中に青いストライプが入り、非常に鮮やかなエメラルドグリーンになります。小型で美しいタイプです。 - ジャヤプラ (Jayapura)
上品な青みがかかり、落ち着いた美しさを持つタイプ。
2. 憧れの「デザイナーズモルフ」
ハイブルー (High Blue)
ホルモンバランスや遺伝により、緑ではなく「青」が強く発色する個体。全身が真っ青になる個体は数百万円で取引されることもあります。
アルビノ (Albino)
黒色色素がなく、鮮やかな黄色と白、赤い目を持つ品種。非常に高価で希少です。
カーステン・ラインなど
有名なブリーダーが確立した血統。独特の模様や色彩が固定されています。
3. なぜ「産地不明」を避けるべきか?(理由)
産地が混ざった個体(クロス)は、それぞれの良さが消えてしまったり、特徴が中途半端になったりすることがあります。
また、繁殖を考えた時、純血種(ピュアロカリティ)の方が価値が高く、遺伝形質も読みやすいです。こだわりがないなら良いですが、将来繁殖させたいなら産地が明確な個体(インボイスがついているもの)を選びましょう。
4. よくある失敗パターン【※重要】
失敗①:ベビーの色で将来の色を決めつける
「赤いベビーだったから、将来も赤が残るはず」とは限りません。赤から緑になるか、黄色から緑になるかは血統によりますが、最終的には緑になるのが基本です。変化を楽しむ余裕を持ってください。
5. モルフのFAQ
- Q1. 「マイノ(マイト)」とは?
- A. ダニ(Mite)の有無ではなく、「Mite phase」と呼ばれる、黒い斑点が多く入る変異個体のことを指す場合があります(文脈によります)。
- Q2. 一番飼いやすい産地は?
- A. 一般的に「アルー」産は性格がマイルドで飼いやすいと言われています。逆に「ビアク」は野性味が強く、アグレッシブです。
