餌(グリーンパイソン)

グリーンパイソンの餌やり|「食いつき抜群」でも要注意!脱腸を防ぐサイズ選び

彼らは待ち伏せ型のハンターで、夜になると頭を下に向けて獲物を狙います。結論から言うと、「給餌は必ず消灯後の夜間に行い、餌のサイズは控えめにすること」が鉄則です。消化器官が短いため、大きな餌を与えるとすぐに体を壊します。

本記事の前提条件

  • 餌の種類: 冷凍マウス、冷凍ウズラ、ひよこ
  • 頻度(ベビー): 5日〜7日に1回(ピンクマウス)
  • 頻度(アダルト): 14日〜20日に1回(アダルトマウスM〜L)
  • 給餌スタイル: ピンセット給餌(必須)

1. 餌やりの「必須チェックリスト」

  • 長めのピンセット
    射程距離が長く、S字に首を縮めて飛んでくるため、短いピンセットでは指を噛まれます。
  • 40℃に温めた餌
    ピット器官(熱感知)が発達しているため、温度が低いと反応しません。
  • 小さめの餌サイズ
    胴体の太さと同じか、少し小さいくらいが適正です。無理は禁物です。

2. 失敗しない給餌の「手順」

手順①:夜を待つ(ハンティングモード)

照明を消し、部屋を薄暗くすると、止まり木から頭をだらりと下げてS字の構えをとります。これが「お腹空いた」の合図です。

手順②:下からアプローチする

自然界では地上の獲物を狙うことが多いため、ピンセットで餌をつかみ、蛇の顔の下から近づけて小刻みに揺らします。

手順③:巻きついたら静かに引く

バシッ!と飛んできて巻きつきます。この時、少しだけ餌を引っ張って「生きている」演出をすると、より強く絞め殺そうとして食欲を刺激します。

3. なぜ「脱腸(Rectal Prolapse)」が多いのか?(理由)

樹上棲の蛇は、重力の影響を常に受けています。
大きな餌を食べてフンが巨大化すると、排泄時に重力に逆らえず、腸まで一緒に出てしまうことがあります。一度脱腸すると癖になりやすく、外科手術が必要になることもあります。だからこそ「小さめの餌を回数少なく」が安全なのです。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:拒食しているのに毎日見せる

食べない時に毎日餌を顔に近づけるのは、ただの「嫌がらせ」です。ストレスで余計に食べなくなります。拒食したら1週間は何もせず、環境(特に温度と湿度)を見直してください。

5. 餌やりのFAQ

Q1. マウスを食べません。どうすれば?
A. ヤモリやカエルを好む個体もいます。マウスに「ウズラ」や「ヒヨコ」の匂いをつけると食べることがあります。ベビーの場合は「活きピンクマウス」が必要なこともあります。
Q2. 餌を食べた後、止まり木から落ちそうです。
A. お腹が重くなってバランスを崩している可能性があります。食後はそっとしておき、絶対にハンドリングしないでください。