モルフ(クレステッドゲッコー)

クレステッドゲッコーのモルフ(種類)図鑑|「ハーレクイン」から革命児「リリーホワイト」まで

彼らの遺伝は、レオパやボールパイソンのようなメンデル遺伝(優性・劣性)だけではありません。結論から言うと、「多くの形質はポリジェネティック(多因子遺伝)であり、親の良いところを少しずつ受け継ぐ」という、ブリーダーの芸術的センスが問われる世界です。

本記事の前提条件

  • パターン(柄): フレイム、ハーレクイン、ピンストライプ、ダルメシアン
  • カラー(色): レッド、イエロー、オリーブ、ダーク
  • 最新モルフ: リリーホワイト、アザンティック(これらはメンデル遺伝)

1. 知っておくべき「基本パターン」

  • パターンレス / バイカラー
    模様がない単色、または背中と側面で色が違うシンプルなタイプ。
  • フレイム (Flame)
    背中と側面に炎のような模様が入るタイプ。
  • ハーレクイン (Harlequin)
    フレイムより模様が派手で、四肢やお腹にも柄が入る人気タイプ。さらに激しいものは「エクストリームハーレクイン」と呼ばれます。
  • ダルメシアン (Dalmatian)
    全身に黒や赤のスポット(ホクロ)が入るタイプ。点の数が多いほど価値が高いとされます(スーパーダルメシアン)。

2. 革命的モルフ「リリーホワイト (Lilly White)」

近年登場し、クレス界を激震させた共優性モルフです。
強烈な白色素を持ち、他のモルフと掛けることで、非常にハイコントラストで美しい個体を作出できます。致死遺伝ではないため、スーパー体(フルホワイト)も存在しますが、基本的にはコンボに使われます。

3. なぜ「ファイアアップ/ダウン」するのか?(理由)

クレステッドゲッコーは、気分や環境によって体色を劇的に変化させます。
興奮している時や湿度が高い夜間は色が濃く鮮やかになり(Fire Up)、寝ている時やリラックスしている時は白っぽくぼやけた色になります(Fire Down)。ショップで選ぶ際は、ファイアアップ時の色を確認させてもらうのがコツです。

4. よくある失敗パターン【※重要】

失敗①:ベビーの色で将来を決めつける

クレスは成長に伴って色が変化します。ベビーの頃は地味でも、アダルトになると素晴らしい発色を見せることがあります。この「化ける」要素も楽しみの一つです。

5. モルフのFAQ

Q1. 「タイガー」と「ブリンドル」の違いは?
A. どちらも虎柄(縦縞)ですが、縞模様が明瞭なものをタイガー、少し乱れたものをブリンドルと呼ぶことが多いです。定義はブリーダーによって曖昧です。
Q2. 初心者におすすめのモルフは?
A. 健康面での差はほとんどありません。予算に合わせて、自分が「綺麗だ」と思う個体を選んでください。ダルメシアン系は成長とともにスポットが増える楽しみがあります。