🪳【完全版】爬虫類用 昆虫餌ケージの作り方
〜コオロギ・ゴキブリ系の繁殖&ストック飼育を100均素材で〜
🧰 準備するもの(すべて100円均一で揃います)
項目 | 用途 | 備考 |
---|---|---|
高さのあるコンテナ(400円商品) | メインケージ | 400匹以上の飼育に対応可能 |
卵カップ(紙製) | 昆虫の住処 | コンテナ1/3を埋める量(カットして調整) |
網戸修繕用パッチ | 通気穴のフィルター | テープ付き小型網。2枚×2セット(計4枚) |
タッパー × 3個 | 水飲み・餌入れ・繁殖場用 | コンテナ内に入るサイズで選定 |
吸水用の布またはフェルト | 水供給に使用 | シャツの切れ端や吸水クロスなど |
(輪ゴム・水切りネット) | タッパーの登坂補助 | 必要に応じて使用 |
🛠 ケージの構成と目的
◼︎ コンテナ
- 蓋に通気用の穴を2か所開け、網戸修繕用パッチを内外から貼り付けることで通気性を確保。
◼︎ 卵カップ
- コオロギやゴキブリが隠れるためのシェルターとして使用。上下に空間ができるように敷き詰める。
◼︎ 水飲み場(タッパー+布)
- タッパーの蓋に穴を開け、布を通して外に出すことで吸水布を形成。
- 水を入れると布が自動的に吸い上げ、常に湿った状態を保つ。
- コオロギは水没死のリスクがあるため、直接水を入れないことが重要。
🥚 コオロギの繁殖場の追加(必要な場合)
- タッパーをもう1つ追加し、園芸用のバーミキュライトや清潔な赤玉土を湿らせて中に敷く。
- これが産卵用の繁殖場となる。
📌 繁殖も行う場合は、タッパー3個が入るコンテナサイズを事前に確認しておくと◎。
🔧 作成手順
STEP 1|通気口を作る
- コンテナ蓋に手のひら大の穴を2か所開け、内外から網戸パッチを貼る。
STEP 2|水飲み場の設置
- タッパーの蓋に穴をあけ、布を差し込み人差し指1本分ほど外へ出す。
- タッパー内に水を入れることで、布が常時湿る。
🚫 直接水容器を置かない理由:
- コオロギは水に落ちると溺れて死ぬため、吸水布方式が最適。
📝 床に置かない場合は:
- 布や水切りネットをタッパーの側面にかけ、輪ゴムで固定し、登れるように工夫する。
STEP 3|ケージのレイアウト
- コンテナの底に水飲み場タッパーを設置。
- 卵カップを隙間ができるように立体的に敷き詰める。
- 上に餌入れタッパーと(必要なら)繁殖用タッパーを載せる。
🐾 ポイント:
- タッパー類は卵カップの上に置くことで、糞が入りにくくメンテナンスが楽。
- 小さすぎる餌入れは避ける。餌の残量が確認しやすいサイズにする。
✅ ケージ設計の注意点まとめ
注意事項 | 内容 |
---|---|
通気性 | 蓋に網パッチを貼ることで通気+脱走防止 |
水管理 | 布吸水式にすることで死亡事故を防止 |
繁殖スペース | 土を湿らせた専用タッパーを使う(卵が乾かないよう注意) |
糞汚染の予防 | 餌場や水場は卵カップの上に配置 |
🐛 補足:ゴキブリ系飼育の場合
- 繁殖場は不要。
- 上記の基本構成(卵カップ+水飲み場+餌場)のみで完結。
- ゴキブリは水に強い種もいるが、共通設計として布吸水式が安全で清潔。
📝 まとめ
この方法なら、100均素材だけで数百匹の昆虫飼育が可能です。
コストを抑えつつ、清潔で安全なストック・繁殖環境を実現できます。
コオロギの死因で最も多いのは「水没」「過密」「脱走による乾燥死」です。
この設計なら、それらのリスクをすべてカバーできます。